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大学院生の方に「日曜日本語教室」を見学していただきました。

  2009.3.15(日)     

  このホームページをご覧になった関西に在住の大学院生の方から、以前、見学の申し入れがありましたが、3月8日(日)に私たちの日曜日本語教室にお越しいただき、 授業の模様を見学していただきました。授業のあと、受講生の方との意見交換や歓談もしていただきました。彼女は現在、大学院で経済学を研究しているとのことで、 その研究の一環としての調査を兼ねて来られたものです。
 私たちの活動に関心を持っていただいたことに感謝しますとともに、こういった現場の取り組みや研修生・実習生の 熱い思いを肌で感じ取っていただき、今後の参考にしていただければ幸いです。

見学後の感想をお寄せいただきましたので、ご本人の許可を得て以下に紹介させていただきます。 ライン

 

 

 

私は大学院生の久保と申します。現在、関西の大学院にて外国人労働者の研究を行っております。 この度は、研修・技能実習制度の研究の一環として丹原にほんごの会を見学させて頂きました。

関心したことが二点ありました。一つは、ボランティアの方々の活動が研修生・実習生との関係においても地域企業との関係においても信頼を獲得していることです。 長年の苦労と努力の蓄積の結果だと思いますが、研修・技能実習制度は決して行政と企業と当人たちとの関係だけでなく、こうした地域のボランティアの方々の支えがあってこそ 良い形で成り立つことができるのだなと思いました。

二つ目は、参加している研修・実習生たちの意欲が非常に高いことです。 私のような初対面の日本人に対しても勉強になるから、と積極的に話しかけてくれました。仕事だけではなく、慣れない国・土地での生活の中でいろいろと苦労や疲労もある中で、 貴重な休日に勉強に来ているということだけでも、彼らの強い目標と意欲を感じました。

研修・技能実習制度自体は、制度の理念通りの良い面もあれば、 現場レベルでは様々な問題点や困難も指摘されています。そんなかで、一人のボランティアメンバーの方が「日本で頑張っている彼らの一人でも多くの人に、 日本に来てよかったなと思ってもらえれば・・」と話してくださったように、地域社会の中で彼らが充実した日本生活を送れるように、尽力されている方々がいることは、 注目されるべきことだと改めて思いました。私は関西在住ですので、定期的に丹原で力になることは出来ませんが、丹原での経験が大きな刺激となり、 地元での外国人向けの日本語教室でボランティアをすることにしました。日本語を教えることの難しさ、継続して「人」を相手に取り組み続けることの大変さを実感しています。

今後も研究というかたちで、外国人が安心して暮らせる社会を目指して、がんばりたいと思います。 見学を快く受け入れてくださったにほんごの会の皆様、生徒のみなさん、本当にありがとうございました。

立命館大学経済学研究科 久保友美恵        

 

 

   

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