日曜日本語教室の受講生、県立高校に合格! | ||
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=========================本 文=========================>
2012年3月26日(月)
この時期、学生の皆さんは、卒業、進学、就職と慌ただしい日々を過ごしていることと思います。そんな中、3月19日(月)に県立高校の入学試験の合格発表があり、私たちの丹原にほんごの会で、日本語を勉強している中国出身の少年(中田震中くん)が、地元丹原高校を受験し、見事合格しました。
********************************************************************************* 《中田君の所感》 大連の中学を終えたばかりの私は、昨年10月に日本へやって来ました。まったく異なる言語に未知の環境で、私は孤独と寂寥で身がすくんでしまいました。自分ひとりで毎日日本語の本に向かい、面白くない日本語の単語を覚え、さらに入試勉強もしなければなりません。気に係る事ばかりで何をすべきかも分からず、一人でぼんやりした時間を過ごすこともありました。
ちょうどこんな時に、丹原にほんごの会の佐伯先生にお会いすることができ、一筋の光のように、心の闇を開き照らしてくれたのです。
試験の日は、雨でした。他の受験生も受験場も、見慣れぬものばかりで、不安と緊張の極限状態で、仕方なく問題に取りかかりましたが、時々手が震えている状態でした。試験問題を読みながら、一言も分からない日本語ばかりの問題を前に、経験したことのない焦りと恐怖を覚えました。
でも私は、この半年間ずっと支え続けてくれた多くの人たちに、感謝の気持ちを忘れてはなりません。その一人一人が私に大きな力を与えてくれ、私の合格に加勢してくれたのです。これから先もずっと、この気持ちを持ち続け、高校生活において、更に自分の生涯にわたって、報恩に努めなければならないと思っています。 (本人の中国語原稿を、丹原にほんごの会で翻訳) 吃水不忘挖井人 ! (水を飲む人は、井戸を掘った人を忘れない!) ********************************************************************************* |
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佐伯会長から祝福を受ける中田君 |
==================1段目 右====================>
《 当会佐伯会長から祝福の一言 》
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《 日本語を指導した山本先生から一言 》
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日曜日本語教室で勉強する中田君(左から2人目)と指導した山本先生(その右) |