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丹原町国際交流協会のスピーチコンテストが行われました。

 

2014年12月14日(日)

 この日午後、丹原町国際交流協会主催のスピーチコンテストが行われました。 毎年この時期に、この地域に滞在する外国からの人たちと、地元の人たちとの交流を目的として行われているこのコンテストも今年で15回目となりました。
 今回は「外国人による日本語スピーチ」の部に、2名のインドネシアからの技能実習生と地元の高校に通う中国人高校生が出場してくれました。

 まず、インドネシア人のターリルさんとペリーさんは、インドネシアは13,000以上の島々からなる海洋国であること、1,128もの種族が暮らし、種族によって言葉や文化、習慣が異なること、多くがイスラム教徒で断食や禁酒などの厳しい戒律に従って生活していることなどを、来日して1年余りとは思えないような流暢な日本語で紹介してくれました。 また、ターリルさんは、彼の人柄を感じさせるような静かでスローテンポのインドネシアの歌を、ギターの弾き語りで聞かせてくれました。

 また中国人の王さんは、「小さな生き物が教えてくれたこと 〜 ハッチョウトンボ の保護活動を通じて〜」というタイトルで、自身の自然保護活動について、その思いを熱く語ってくれました。中国ではそんな活動を考えたこともなかったが、 愛媛県の絶滅危惧種 に指定されている一円玉ほどの小さな昆虫(ハッチョートンボ)の保護活動を通じて、地球の環境問題について深く考え、行動するようになったということを熱心に語りかけていた彼の言葉に心を打たれた人も多かったのではないでしょうか。
 日本人も忘れかけている日本の原風景ともいえる里山の素晴らしさと、それを保護し取り戻すことの意義を中国人高校生が訴えかけていたことに、日本人として考えさせられる内容でした。

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  丹原にほんごの会会長によるスピーチの講評     インドネシア人発表者のお二人と指導された講師の方(右)


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種族によって言葉、服装、家の形、踊りなどが違うことや断食、禁酒、豚肉を食べないイスラム教の教えなど、インドネシアの文化や習慣を紹介してくれたターリルさん(左)とペリーさん。ジャワ人が使う複雑なジャワ文字も紹介してくれました


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(左)民族衣装のバティックを着て、ギターの弾き語りをしてくれたターリルさん、なかなかの腕前でした
(右)丹原町国際交流協会会長からターリルさん(右)とペリーさんに表彰状の授与、ターリルさんは愛媛新聞社賞も受賞


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ハッチョウトンボ(右) の保護活動を通じて、自然環境を守ることの意義と重要性を訴える王さん


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