漢字の授業を始めました。

2015年9月6日（日）

　私たちの日本語教室では、これまで中国学習者がほとんどだったため、特に漢字だけを取り上げて教えるということはしていなかったのですが、最近は中国人よりも、ベトナムやインドネシアといった非漢字圏からの技能実習生の方が多くなり、週一回の授業で漢字をどう教えるかということが大きな課題でした。
　そんな折、あるインドネシア人学習者から、漢字を教えてほしいとの依頼がありました。とは言え、週一回、２時間の通常の授業の中で漢字も教えるとなるとどうしても他の授業に支障をきたしてしまいます。色々と考えた末、漢字は非漢字圏の学習者共通の悩みでもあり、他の日本語の到達レベルほどには個人差はないと思われることから、通常の授業の後、時間を延長して希望者だけ全員を同時に教えることとしました。
　ともあれ、学習者が自ら漢字を教えてほしいと申し出てくれたことは、私たち教える側にとっては嬉しい限りですし、大いに励みにもなります。私たちの会で漢字をこのような形式で教えるのは初めての経験ですが、今後試行錯誤しながらも、漢字の学習が楽しいと思ってもらえるような授業にしていきたいと思っています。

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ほとんど全員が漢字の授業に参加、複雑な字やその構成と意味の関係に驚いたり、画数の多さにため息が出たり･･･

(左)エアーギターならぬエアーライティングで筆順の練習、講師の手に合わせて大きな声で「1,2,3･･･」
(右)筆順を覚えるのは大変！　一筆書きになったり、一つの字を左右に離して二字に書いたり、苦労しながらも懸命に練習していました。