中国人技能実習生の送別会を行いました。

2015年10月25日（日）

　この日の午後、丹原町国際交流協会の主催で、3年前に来日した中国人技能実習生の送別会が、受け入れ先の愛媛銑鉄鋳物工業団地内の研修会館にて盛大に行われました。
　私たち丹原にほんごの会が、彼ら第18期技能実習生に日本語を指導したのは3年前。そして諸般の事情から、その後の同団地への技能実習生の受入時研修は、日本側受入機関のある松山市で一括して行われることとなったため、丹原にほんごの会にとっては、彼らは云わば「最後の卒業生」。そんなことから私たちにとってもひとしお感慨深いものがありました。今はただ、数日後には母国に帰る彼らの今後の活躍と健康、家族や友人との嬉しい再会を願うばかりです。
　幸いにしてその後、同団地で受け入れているベトナムからの技能実習生も、来日時の受入時研修こそ私たちの会では行わないものの、毎週日曜日の日本語講習には多くの人が熱心に参加してくれています。今日の送別会でも彼らベトナム人も出席してくれて、和やかな雰囲気の中、全員楽しいひと時を過ごすことができました。
　今、日本と中国、中国とベトナムの間には、難しい政治的課題も抱えていますが、こんな時だからこそ、国と国には国境はあっても人の心には国境がないことを信じ、 民間レベルの国際交流活動を通じて、一人でも多くの日本ファンが生まれることを願いつつ、今後も私たちの活動を続けていきたいと思っています。

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まもなく帰国する技能実習生を囲んで、楽しいひと時を過ごしました。　　丹原町国際交流協会会長から開会の挨拶　

　　受入企業の代表者からのねぎらいの言葉　　　　　　　　　受入企業の代表者から記念品をいただいて

　帰国する技能実習生を代表して、王さんから感謝の言葉　　　　もうすぐ家族の下へ、笑顔いっぱいでカンパーイ！

地元の民謡サークル「東会」の皆さんも、駈けつけてくださいました。右はすばらしい津軽三味線の合奏

　（左）民謡サークル「東会」の方々が技能実習生の中に入って、木曽節の大合唱を指導してくださいました
　（右）帰国する技能実習生は「大中国」や「我的中国心」などを合唱。この歌を歌う時はやはり力が入るようです

　　　（左）胸に手を当てて、わが祖国を誇りに････。　ベトナム人技能実習生も国歌を合唱
　　　（右）最後は民謡サークル「東会」の方の指導で、全員による炭坑節の輪が部屋いっぱいに広がりました