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インドネシアの文字「Ha Na Ca Ra Ka」


デウィ エルナ ワティ(インドネシア)

 みなさん、こんにちは。はじめまして。
 私は、デウィ エルナ ワティ、 デウィと言います。インドネシアのジョグジャカルタから来ました。インドネシアは、日本と同じで、いくつかの島があります。島の中には町がたくさんあります。私の町はジャワ島にあって、いろいろな文化や芸術があります。たとえば、伝統的な服や踊りや食べ物などがあります。

 今日、私はインドネシアの文字について話したいと思います。インドネシアの文字は、ローマ字で書きますが、伝統的な文字 (※注) もあります。Ha(ハ) Na(ナ) Ca(チャ) Ra(ラ) Ka(カ)という文字です。
 この文字について、昔の話があります。この話では、昔々、アジサカという人がいました。マジェティという国の王様です。強くて忠実な家来が二人いました。名前はドラとセンバダです。ある日、王様とドラは、マデンカムラン王国へ行きました。アジサカ王は、センバダに武器と王国をあずけました。マデンカムランの王様は、デワタチェンカルでひどい王様でした。アジサカ王は、デワタチェンカル王と戦って勝ちました。そしてアジサカ王は、そこの王様にもなりました。
 アジサカ王は、センバダにあずけた武器をもってくるように、ドラに命令しました。でもセンバダは返しませんでした。センバダは、アジサカ王が「私の他には、誰にも渡してはいけない」と言ったのを思い出したので、ドラに渡しませんでした。
 それで、ドラとセンバダは戦いました。どちらも強かったので、戦いはなかなか終わりませんでした。そして、とうとう二人は死んでしまいました。
 この話を文字にしたのが、Ha(ハ) Na(ナ) Ca(チャ) Ra(ラ) Ka(カ)です。

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 これが、ジャワ文字の歴史です。

 日本には、かなと漢字がありますね。私にとって漢字はむずかしいです。でも漢字の勉強は楽しいし、おもしろいと思います。 私は、これからももっと日本語や漢字を勉強したいです。
これで私のスピーチを終わります。どうも、ありがとうございました。

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(※注) 先頭の5文字を取って「ha(ハ) na(ナ) ca(チャ) ra(ラ) ka(カ)」と呼ばれていて、この配列は意味のある4行の詩、日本語の「いろは歌」のようになっている。

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