丹原町国際交流協会の総会で エスニック料理の試食会 が行われました
2017年5月7日（日）
この日、私たち丹原にほんごの会の上部団体である丹原町国際交流協会の平成29年度通常総会が行われました。当協会も発足以来21年目に入り、すっかりこの地に定着した感があります。今後ともこの地域の国際化と国際交流のへの取り組みを続けていきたいと思っております。
その一環として、総会後のイベントでは、この地に住んでいる外国の方の講演会と、私たち丹原にほんごの会で日本語を学習している技能実習生の皆さんが作ってくれたそれぞれの国のエスニック料理の試食会を行いました。
講演会では、長くこの地の小中学校で外国語指導助手として英語を教えられていて、日本を含めて４ヶ国で暮らした経歴をお持ちのノエラ先生に「30分で世界旅行」というタイトルでお話をしていただきました。
また、エスニック料理の試食会では、ベトナムとインドネシアの人たちが、それぞれの国の料理を作ってくれました。
春の午後のひと時、ノエラ先生の楽しく有意義なお話しと、ベトナムとインドネシアのエスニックな香りに包まれながら、楽しい国際交流のひと時を過ごしました。
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丹原町国際交流協会関野会長の開会挨拶。 玉井西条市長からもご祝辞を頂きました。
外国語指導助手として、またラジオ番組のパーソナリティとして、長年この地で活躍されているノエラ先生。先入観や固定観念を持たないことの大切さ、何ごとにも積極的に挑戦することの素晴らしさ等々、色々な国で暮らして来られたご自身の幼少期からの体験に基づいたお話しは、聞いている私たちを異国の世界へと導いてくれました。
総会終了後、エスニック料理の試食会を始める前に、今日の料理を作ってくれた皆さんを紹介。写真左はベトナムの皆さん、右はインドネシアの皆さん。朝早くから作っていただき、本当にありがとうございました。
前日の夕方には食材を買い出しに。「あれはもう買った？ これもいるわね。これで全部かな？」メモした食材リストを見ながら･･･。 この後、それぞれのアパートに材料を持ち帰って、夜遅くまでかかって下ごしらえをしてくれました。
ベトナム料理を作る皆さん、手分けして次々に出来上がっていきました。右の写真の男性はベトナム班のコック長フィンさん、包丁さばきも軽やかで実に鮮やか。
ベトナムぜんざい、冷たく冷やして食べるのがベトナム風。 鶏肉を炭火で炙って下ごしらえ中。
こちらはインドネシアの皆さん。材料を切り、煮たりフライにしたりと手の込んだ料理を作ってくれました。右の写真の中央の人がインドネシア班のコック長ダルシニさん。
（写真左）料理の準備も完了。後ろの席には来賓や丹原町国際交流協会会員他、多くの方が参加してくださいました。
（同中央）ベトナム料理のメニューを紹介するタオ（中央の女性）とハーさん（その右）。
（同右）インドネシア料理の紹介。右からファジャルさん、ジャカさん、ダルシニさん。
紹介はもちろん日本語、日頃の学習成果を試す場でもありました。
テーブル一杯に並べられた料理の数々。左はベトナム料理、右はインドネシア料理。狭いテーブルには全部を並べることができませんでしたが、皆さん、お腹いっぱいになるまで異国の風味を味わっていました。
作ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。とてもおいしかったです。
以下は総会終了後の番外編。最後まで残っていた数人が「先生、今藤の花がきれいだそうですね。桜は何回も見たけれど、藤は見たことがないので見に行きたい。近くにありますか」とのこと。「じゃ･･･」というわけで、近くのお寺に藤の花を見に行きました。
数組の地元の家族ずれらしい人たちが、花の下でのんびりと春のひと時を楽しんでいました。ここは西条市北条にある長福寺の境内。藤の花は今がちょうど満開でした。２月の梅から始まって、桜→ツツジ→藤→ボタン→サツキと続く日本の春から初夏。気温の上昇と共に、次々に満開を迎える美しい花々は、季節の変化があまり感じられないベトナムやインドネシアの人たちには、殊の外、「美しい日本の四季」を感じさせるようです。
