2017年10月8日(日)
この日、丹原にほんごの会の日曜教室で日本語を勉強していた実習生のうち、今月末までに実習を終えて母国に帰る9名のベトナムの人たちと
その同僚たちが中心になって、お別れ会を企画してくれました。
実習生の多くは、日本はもちろん外国に行くのも初めてという人がほとんどで、しかも3年という長い期間を家族や親しい友達とも別れ、
言葉だけではなく文化や習慣、食生活など、すべてが異なる異国の地で、技能を習得しながらの単身生活は、私たちには想像できない苦労や
複雑な思いもあったことでしょう。そんな環境の中でも、皆さんは、週に一度の貴重な休日に半日以上の時間を割いて、日本語の勉強に来てくれました。
その努力の甲斐あって、ほとんどの人が日本語能力試験N3以上に合格しました。そんな皆さんの努力には本当に頭が下がります。
願わくば、その日本語力が帰国後の就職に役立てばと願うばかりです。
そんな彼ら・彼女らの今日の笑顔を見ていると、私たちの活動も少しは日本での生活に潤いをもたらす一助になったかな、と感慨深いものがありました。
今は帰国後の家族や友だちとの再会に胸を躍らせていることでしょう。日本でのたくさんの思い出が、皆さんのこれからの人生を豊かにすることを祈って、
いつかまた会う日まで、さようなら。
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(左)日曜教室で日本語を勉強し、まもなく帰国するベトナム人実習生のみなさん(前列の6名)
(右)3年間の思い出や今後の希望など、一人づつ話してもらいました。
よく晴れ渡った秋空の下、実習生のみなさんがバーべーキューパーティを準備してくれました。
まもなく帰国する人、今しばらく日本で実習生活を送る人、別れを惜しみつつ、思い出話に花を咲かせながら、
しばし歓談のひとときを過ごしました。
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