第18回国際交流スピーチコンテストが行われました

2017年12月24日（日）

　12月24日（日）、クリスマスイブのこの日の午後、恒例の丹原町国際交流協会主催、西条市教育委員会と愛媛新聞社の後援による「国際交流スピーチコンテスト」が行われました。 このコンテストは、私たち丹原にほんごの会にとっても、年間の最も大切なイベントの一つ。また受講生にとっても日ごろの勉強の成果を大勢の前で発表する機会であると同時に、 非常に緊張する瞬間でもあります。
　外国人による日本語スピーチ、小学生の意見発表（日本語）、中高校生による英語スピーチ、一般の人の外国語学習の成果発表と、四部門構成で行われました。
　外国人の部では、今年はこれまで最多の7名が出場し、自分の国の現状や伝統文化の紹介、遠く離れて暮らす母への感謝の気持ちや夢を持つことの大切さなど、 それぞれの思いを語ってくれました。
　審査の結果、発音の正確さや分かり易さ、ジェスチャーやアイコンタクトなどの発表の様子などから、インドネシアのファジャルさんに最優秀賞と愛媛新聞社賞を贈呈、 その他の人たちにも果敢に挑戦してくれたことを称えて優秀賞を贈呈しました。

　発表者と演題（発表順）･･･下のタイトルをクリックするとスピーチをお聞きいただけます。
　　　　　〔 発表者 〕　　　　　〔 国 〕　　　　　〔 演　　題 〕
　　１．チャン ヴァン クイ　　（ベトナム）　　　日本での出会い
　　２．チャン ヴァン マイン　（ベトナム）　　　私の国 〜ベトナム〜
　　３．チャン トゥイ アン　　（ベトナム）　　　私の一番大切な人 〜母〜
　　４．ヴー ヴァン ダック　　（ベトナム）　　　荒廃から復興してきた母国
　　５．ズオン ティ トゥイ　　（ベトナム）　　　夢をかなえるために
　　６．ファジャル ユリアント （インドネシア）　インドネシアの伝統文化「ワヤン」
　　 7．ディン ヴァン アイン 　（ベトナム）　　　やさしいおじいさんとの友情

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丹原町国際交流協会会長の開会の挨拶　　　　　　　　　　発表を終えて、先生方や応援の友達と

（左）発表前のひととき、まだ笑顔が・・・。（中）最後列の席には応援の友達も来てくれました。（右）外国人の後に発表する小中学生も真剣に聞いていました。

（左）最優秀賞に選ばれたファジャルさんの発表、「ワヤン」に使う牛皮で作った操り人形を実演してくれました。 　（中・左）丹原町国際交流協会会長から表彰状と記念品を受け取り思わずにっこり、喜びのファジャルさん。

（左）まもなく帰国するクイさんは、日本での３年間の有意義な思い出を語ってくれました。
（中）「日本で働いてお母さんを楽にしてあげたい」、そう語るアンさんのスピーチは、母と子の愛情にあふれた感動的なお話しでした。
（右）聞いている人たちをしばし、ベトナム旅行をしている気分にさせてくれたマインさん。筆者は観光地よりもグルメに惹かれました。

（左）ベトナム戦争の悲惨な状況から立ち直り、発展著しいベトナムの息吹を感じさせるダックさんのスピーチ。この国の若者にエールを贈りたい。
（中）「大学進学をあきらめ、日本で働くことにしたのは苦労をした母を助けるため、それが私の夢」と夢を持つことの大切さを訴えたトゥイさん。
（右）近所に住む親切な日本人のおじいさんとの心温まる交流に、草の根の国際交流というのは、こうありたいと思わせる心に残るお話しでした。

スピーチを指導してくださった先生方と。原稿の添削、発音やイントネーションの訂正、間の取り方などなど、２ヶ月に渡る先生方の熱心な指導のおかげで、この日の発表を無事終えることができました。７人の満足そうな表情が印象的。最初は大勢の前でうまく発表できるだろうかと不安を口にしていた皆さんでしたが、この経験で大いに自信が付いたことでしょう。

みなさん、今日は本当にお疲れまでした。　Have a wonderful New Year season！