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第20回国際交流スピーチコンテストが行われました

 

2019年12月15日(日)

 年末の恒例行事となっている丹原町国際交流協会主催のスピーチコンテストが、この日の午後、盛大に行われました。 今年は外国人の部にはベトナム人4名、インドネシア人1名が参加してくれました。スピーチの内容は様々、実習生だった時の体験、 自分の国の文化の紹介、現在の日本社会についての意見、家族や母への感謝など、出場者の思いが伝わってくる内容の濃いスピーチでした。
 このスピーチコンテストも今回が20回目、ここ数年の傾向として、自分の心の中にある思いや考え、関心事などを訴えるというスピーチが 増えてきたように思います。以前は、日本の印象や故郷の紹介というような比較的取り組みやすい内容が多かったのですが、 心の奥底にある抽象的な事柄を掘り起こして言葉で表現することの難しは私たち日本人でも同じ、それをまだ十分とは言えない日本語力で書き、 大勢の前で発表するというのは、ずいぶん勇気がいったことだろうと思います。 しかし、この活動を通じて5人の出場者の日本語力、特に発音やイントネーションといった日頃の授業では十分に指導しきれていない能力が、 確実にレべルアップしました。5人に刺激されて来年も多くの人が挑戦してくれることを期待しています。

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表彰式も終えてやっと緊張がほぐれたようです。丹原町国際交流協会会長(左端)、西条市教育委員会教育長(右端)と。

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 今年は第20回の記念すべき大会です             丹原町国際交流協会会長の挨拶     

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来賓の西条市教育委員会教育長の挨拶       出場前の緊張した面持ちの出場者(最前列)

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(左)実習生の時の日本人従業員との軋轢を乗り越え、理解し合うことができて、充実した実習生活を過ごした後、一度帰国し再来日した今、 実習生送出機関の日本駐在員として働くフォンさん。聞く人の心に響く内容でした。
フォンさんのスピーチ「実習生のみなさんへの手紙」はこちら
(右)お母さんに送った手紙の紹介という形のスピーチで、遠く離れた母に語り掛けるように、幼いころを思い出し、 今の自分があるのは母のおかげと感謝の気持ちを語ってくれたダイさんのスピーチは感動的でした。

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(左)ドンさんは日本のいい点(高い技術力や礼儀正しい人間性など)と問題点(少子高齢化・晩婚化や労働力不足など)を的確に捉えて、国際協力の必要性を訴えていました。論理的な話の展開には説得力がありました。
(中)インドネシアのパプア地方の家(パプアハウス)をテーマに、この地方の住環境を紹介してくれました。聞いていた小中高校生の皆さんが異文化体験してみたくなるような興味深いお話でした。
(右)貧しさからの脱却を目指して、実習生として懸命に働くミンさん。自分の夢を犠牲にしてでも、家族の幸せを第一に考えるという彼女の優しい思い遣りの気持ちが伝わってくる心温まるお話でした。

 以下、丹原町国際交流協会会長から、各賞受賞者への表彰状と記念品の授与の模様
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優秀賞と愛媛新聞社賞を受賞のフォンさん(左)と特別賞のダイさん

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左から努力賞のドンさん、ニサさん、ミンさん


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